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大精霊ムービー考察 2022 -前篇-

投稿日:2022/02/15

引越日:2026/08/02

2022年11月、まかろにおじじ(@macaroni00_)さまが前年に考案された#sky考察vemberというタグを使用して各エリアの大精霊ムービーを5日間ずつに分けて考察した私のツイートを元にまとめ直しています。

(2026年追記:前後篇に分けて投稿。後篇はこちら

孤島 / Isle of Dawn

産まれたての星の子を優しく力強く導くおじいちゃん、孤島大精霊。
大精霊たちの中で無惨にもお面が割れているのは孤島だけ。光を失うことによって「自身が傷付き衰えている様」がいちばんはっきりしている。

孤島の星座でもある杖は、光採取者や隊長の記憶にも出てきたり、草原洞窟や隠者の峠に置かれていたりしますが、「光を扱う道具」ではあると思います。
光採取者さんたちの使い方のほうが孤島大精霊に近いのかなぁとは。

ムービー中、孤島大精霊が杖で鳥を誘導するまで、鳥は大精霊と星の子の周りをぐるぐると回るだけなのですが、これがいまの王国の状態を表しているのではないかなと考えています。
一見流れがあり、循環しているように見えるけれども、その実光はその場に留まり、澱み、停滞している状態。
星の子が訪れ、光を運び、大精霊に再び力を与えて本来の循環(孤島ムービーでは空を目指すとこまでしか無いけど)を促す…星の子だけでは何をどうすればいいのかわからないから、導く大人として孤島大精霊がいる。あるいは精霊たちにとっても。

孤島恒常精霊解放時に見られる壁画に出てくる大精霊は、星の子から光をもらう前のヨボヨボなおじいちゃんを描いているように見え、この壁画が描かれた時点では既に光の衰えは始まっていたというか、だいぶ進行してたんじゃないの?とも思ったり。
AURORAの季節の第1クエストにて、最初の洞窟の壁画は元々は違う壁画が描かれていたことがわかったので、特にキャンドル職人さんの壁画なんかは案内用っぽいこともあって都度都度描き換えられてた可能性が高いかなとは。星の子が見てるものは最新版ということですね。

石窟の壁画のほうの孤島大精霊はわりとシャッキリしてて(お面も着けてる)、壁画が描かれた時代が古い、まだまだ王国が光に満ちていた時代だった、と考えることができます。

参考ムービーでは省いてますが、大精霊ムービーの後に神殿向こうに向かって鳥の道が出来、それに乗って飛び出す演出は大変熱いですよね。

草原 / Daylight Prairie

のっそりとした動作におおらかさと優しさを感じる、陽だまりのような草原大精霊。
のんびり寝ているようで、もしかすると光を失ったことによる休眠状態(もっと言えばクリプトビオシスに近いのかも)だったのかもしれませんねぇ。

草原大精霊ムービーは長らく「大精霊最初から火を持ってるじゃん」バグに見舞われてるのですが、考察する上でそのバグは無いものとして扱いますね。
という前提というか注意というかを挟みまして。

大きな体と大きないびき(これは後天的な睡眠時無呼吸症候群!とか考えてはいけない。体の大きなものは大きないびきをかくものというキャラクター作りでのある種のお約束というやつです)の草原大精霊は、星の子の訪れによって文字通り「目覚めた」という導入の仕方。
孤島大精霊と同じく、草原大精霊も星の子が灯したキャンドルから火を受け取ります。その火を手の中でこねこねして、蝶々に!(マジシャン!と思った人は多いと思う)
この表現は、草原の時代に王国の文明が火から光へと移行したものを表しているのではないかと考えています。

精霊の名前にもそれは表れていて、孤島ではキャンドル職人として火を扱う者がいましたが、草原では光採取者という光を扱う者が出てきます。

光採取者のムービーでは、孤島大精霊の杖(もしくは花火杖)で丸い光の玉を捕まえようとするシーンがあるのですが、この光の玉が「光」なのか「光の生物」なのかはちょっと微妙なところ…玉の動きが後半、まるで生きて意思があるような動きをするんですよね…。
でも蝶や鳥なのであればそのモデルを使えば良かったはずなので、やはり「光」と考えるのが適当なのかなぁと思いつつ、でも光を容れるために運んできた壺は大精霊が蝶々を招き入れた壺と同じなんだよなぁ…と。

火の扱いは孤島時代では既にキャンドルとして大量生産する術を持ち合わせているにもかかわらず、草原では空気中に漂う光を網でひとつずつ掬うといった原始的な採取方法を取っているあたり、技術的な面では光の時代はまだまだ始まったばかりであったのがうかがえる…と同時に、そういう原始的な方法を取ってでも光を使うメリットやコスパが、火を使うよりも恐ろしく良かったのではないかということもうかがえます。
あと、造舟師や荷積み人には過労と思われる表現があり、このあたりは工業化のはしりを表しているのかなぁと思ったりします(過労は生産性が落ちるので、機械化するきっかけになった可能性)。

と、文明開化の音がするような草原時代は一方で光の生物とはまだまだ良好な関係を築いている時代でもあります。

鳥の塔と呼ばれるものはマンタらしきものの絵が描かれているものもありますが、よく言われるのは飼育小屋だったのでは、ですね。
あと考えられるのは飼育というより巣作り小屋というか、高級食材ツバメの巣を効率よく手に入れるため、燕に巣を作ってもらうためのマンションというものが実在するのですが、そういうかんじだったのかもしれないなぁと。飼育小屋だと365日同じ個体の世話をしているようなイメージなのですが、Skyの鳥は鳥の道を作っていることが多いのと、それが天空まで続いていることを鑑みると渡り鳥なのではないかと考えられるからですね。
なので燕マンションのほうがイメージとして近そうだなと。

光採取者という原始的な採取方法と、鳥の塔というやや進んだ採取方法(こっちはまだ可能性の域を出ないけど)を経て、草原大精霊ムービーでは1匹の蝶々を壺に入れ、(参考ムービーには入れてませんが)ムービー後には壺からわっと大量の蝶々が出てきて星の子を助けてくれます。
つまり草原時代の終わりには、光の大量生産が出来ていた…ということなのかなと。
火から光へ、そして光の大量生産が可能となり、次の雨林の時代へ。

あ、クリプトビオシスの補足説明をしておきます。
有名なのはクマムシで、日本語だと乾眠とも言う。水分を与えるとすぐ活動状態に戻れるのが特徴です。乾燥状態になるときは比較的ゆっくりと乾燥していくらしい……ゆっくりと活動が衰えていく草原大精霊の姿はわりも想像しやすいですね。

雨林 / Hidden Forest

星の子から火を奪い取るという雨林大精霊の行動は、ダメージを負い続ける雨が降りしきるエリアのように星の子に冷たいですが、自身の身体の変化より槌を振るうほうを優先する姿から、ぽっと出の星の子よりも王国(の民たち)のほうが大事だっただけなのではないかと思わせられます。

雨林から、大精霊たちは灯されたキャンドルからではなく、星の子から直接火をもらうようになります。これは草原を過ぎて時代は火ではなく光となったため、星の子の持つ火を光だと認識しているからではないかと思います(わざわざ光に変換するパートを省いているとも言う)。
そもそも星の子の中身とでもいうのか、大元は光で、それを火に変換してキャンドルという形で出していたり、光エネルギーとしてケープという形で纏っていると思われます。
そう考える理由は、エナジーが減っていく順がケープ→炎→光となっているからです。
草原大精霊ムービーにて火を光に出来ることを覚えた星の子が光として火を与えている、とも考えられるかなぁ。星の子と大精霊とどっちがどうとは言い切れませんが、火は光であり光は火である、と双方が認識してることは確かかと。
孤島では火=光、とはまだ言い難いかんじがあります。

雨林と言えば、他の神殿には無いギミックムービーがあります。既に開いてるサバに放り込まれることが多いのでソロ勢はなかなか見ない&ソロ勢じゃなくてもスキップ安定なムービーですが、考察としてはとても大事なムービーです。

ここは雨林なので、ギミックで動く部分は雨林で行われていたことだったと考えられますし、木と思われる部分を横倒しにして青いダイヤが得られるような様子から、雨林エリアはこのダイヤを得るために開拓されたのだろうということがうかがえます。
先駆者や木こりは開拓に、探鉱者、光坑夫は開発に。運び人も運んでいるものは何やら光っているように見える丸い玉らしきものなので、光坑で得られた資源を運んでいるのではないかと考えられます。

扉ギミックで黄色いダイヤは舟の壺から降りてきて青いダイヤと合体しますが、壺を積んだ舟というと、雨林入って最初の壁画に描かれています。

草原での光採取者の解放や大精霊ムービーと合わせると、中には光が入っているはず。つまり黄色いダイヤは光。

青いダイヤと黄色いダイヤを合わせて大きなダイヤを作り、扉が開く。
雨林の資源と光を合わせて大きなダイヤを作り、扉が開く。
扉のギミックムービーと雨林大精霊ムービーは同じことをしていると言えると思います。

つまり王国においてこの、資源と光を合わせたダイヤというものが、火から光の時代になったことと同等…プレイヤーに2回も見せるくらいだから同等以上に、Sky王国において最重要転換期であった、と考えます。

プレイヤーには既にここが滅びた王国であることは示しているので、察しなさいということなのだろうと思いますが、考察しない勢はここに来るまでに、ここが滅びた王国であることは忘れていることが大概なのではないかなと…。

雨林大精霊が槌を振るう様子や、ムービー後に神殿内の大きな装置が動くムービーがあることなどを踏まえると、雨林は工業化の時代。過労描写は草原にありましたが、雨林には死亡と思われる描写が出てきます(光坑夫)。このあたり、リアルですよね。

神殿内の装置は何なのかというハッキリとした答えは出ていません。
ずっと案内してくれるマンタや、扉を開けた後にマンタが増えることなどから、光の生き物の搾取、いやむしろ神殿は雨林に光の生き物が入らないようにしてた、とかいろいろ考えられるんですよね。

あと雨林は、エリアを進むにつれて時間が進む描写もあります。
通常エリアは一本道でまっすぐ神殿まで突き抜けられるのですが、太陽(光源)の位置が開拓地では左側(若木のほう)にあったのが神殿前では神殿の右側にあるので、Sky王国は北半球(違う)。
次が夕刻の峡谷なのでそれに合わせてあるのだと思いますが、同一エリアの中で時間が進む描写がはっきり判るのは孤島と雨林だけなのは意図的なのかどうか…(峡谷は大精霊ムービーを見ると太陽が更に傾いたオレンジ色になる…はず)。

技術の発展と工業化をこんなにも負の側面として押し出して描いていることはちょっと自分とは感性が合わないのですが、言わんとしていることは伝わっているので、表現方法としては間違っていないかなと思います。

雨林時代の描写は、峡谷だけではなく捨てられた地へも繋がるもので、「王国は既に滅びている」ことを、楽しい楽しい草原の後に思い出させるためにもあるのだと思います。まあこの後の峡谷でまたみんな忘れるんでしょうけどw

閑話休題。

雨林では、封印されている壺を開けると蝶々が出てきます…草原大精霊ムービーとを合わせると壺の中の光とは、蝶々のことなのではないか、とやっぱり考えてしまうのですよね。
光採取者が捕まえる光も生き物のような動きをしたり、雨林神殿内の装置を起動して扉が開くとマンタがたくさん出てきたり…やはり搾取なのでは…いやでもやはり違うようにも考えられる…精霊が光の生き物たちをどう扱っていたのかは、まだまだ断定はできないですね。
壺が封印されているのは、光採取者の解放ムービーを見るに、光が生き物であれただの光であれ、動くものであることは確かだし、舟で運ぶにしても事故が起こらないとも限らないので、封印すること自体は必須だったかと思います。

孤島から草原へはあまり時代の流れ、連続性というのが薄いように感じますが、草原以降は時代の連続性の描写が多いので、エリアを跨いでの考察が増えていきますね…。

後篇へつづく

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