注意喚起
- これは考察ではないです。軽いノリで“想像”してみた創作話です
- sky内の生き物に対して、捌く、開くなど、人によっては残酷に感じられる表現を含みます
以上を踏まえた上でご覧下さい
毎日同じ味のおやつ。義務的に食べるパン。あなたの飛行生活、なんだか味気なくありませんか?いつもいつも同じラインナップ、飽き飽きしていませんか?
そんなあなたにおすすめしたい、とっても刺激的な食材3選の捌き方。これで味気ない食卓に終止符を打ちましょう!
─カニ─
この世界にカニは3種類います。捨て地や雨林などで見かける黒い闇を纏った黒カニ、楽園の小さな島にいる温厚な青カニ、シャード降下時に湧いて出る赤カニです。この場で見分けるための仮名ですので、皆さんはお好きに呼んでくださいね。
先に黒カニ、青カニから捕まえてみましょう。大鳴きでひっくり返せばいいだけですね、とっても簡単です。しばらくしたら起き上がってくることには注意してください。
対して赤カニは少々難しいです。大鳴きではものともしません、むしろそれに反応して突進して来ます。しかしそれを利用し、音と光で檻に誘導してやりましょう。かごを被せるだけでは地中に逃げられてしまうので、しっかり下にもなにか敷いてください。
さて、ようやく準備ができました。早速解体していきましょう。下処理として、赤カニは背のシャードを粉砕、黒カニは闇をしっかり流しておいてくださいね。
まず、カニは硬い外骨格に囲われています。甲羅は蓋状になっているので底面との間に隙間がありますから、そこから開いてください。底面の足は甲羅と離しても動きます、頭の処理が済むまでは上に向けておきましょう。
中を見ると真っ黒ですが、光を近づけるのはご法度です。美味しい部分が焼き消えてしまいますから、キャンドルの顕現、光の傍での調理は絶対にいけません。
モツを潰さないよう、スプーンで優しく掬いましょう。カニの目が光らなくなったらほとんどを移せた証拠です。目の裏にある出っ張りを押し割ると、光を多く含んだミソも取れます。
続いて足の処理です。底面との関節に力を加えると、根元から簡単に折れます。頭の処理をする前だと硬くくっついていますから、足からの解体はおすすめしません。
足の身はしっかりしているので、外骨格を割って取り出すのが最良です。断面から手で無理に取り出そうとすると、闇に蝕まれるので気をつけましょう。
おすすめの調理法はパンの生地にモツを混ぜ、足の身とミソを包む“カニパン”です。モツを生地に馴染ませることで、低温に限りじっくり焼くと味が落ちません。カニが育った場所によって異なる香りと、舌から光を蝕まれるピリリとした感覚が楽しい一品です。
─暗黒竜─
先んじて記しておきますが、万全の状態である暗黒竜の捕獲·解体は諦めましょう。
暗黒竜は星の子の手に負える生き物ではありません。無謀な試みは結晶化を進める行動になります。弱っている、または既に死亡済みの暗黒竜を持ち帰りましょう。
これから捌くにあたって、慢性的な闇の流出により蝕まれる可能性があるため、火鉢の用意をおすすめします。また、暗黒竜を捌くのには大きな労力を消費します。呼べる限りの仲間を呼んでおきましょう。
まずは頭と胴の間に槍を差し込み、グルっと一周切り離します。上から右、上から左、最後に下側という順です。
それができたら頭を掴み、胴から完全に外しましょう。このとき触角を掴みがちですが、もし折れてしまうと転倒の危険があります。しっかりと頭の殻を掴んでください。
外せたら胴を仰向けにして、脚の付け根に沿うように腹を開いていきます。無理に割こうとすると槍が折れかねないので、刺しては少し剥がして、刺しては少し剥がしてを地道に繰り返しましょう。
尾の方まで腹を剥がしきれたら、最後は身をウロコから剥がしましょう。身を上に引っ張りながら切り込むと、見やすいかつスムーズに剥がせます。
おすすめの調理法は衣に包んで揚げる“暗黒揚げ”です。大量の油が必要になりますが、それさえ用意出来れば極上のフライが食べられるでしょう。サクサクの衣と柔らかい身のコントラストが楽しい一品です。大鍋とそれに伴う火力はカチカチ蟹穴から少しの間拝借しましょう。
─闇のワーム─
成体のワームは暗黒竜同様、万全の状態を捕獲することはほぼ不可能です。夏の終わり頃になると、地中に死骸が埋まっていることがあるので、それを持ち帰りましょう。
まずは頭を外す作業、またもや暗黒竜と同様です。ただし、口吻で怪我をしないように注意してください。ワームは全体的に暗黒竜のときと似た作業が多いので、あちらを捌く前のウォームアップにおすすめですよ。
続いて胴の開き方ですが、初めに頭と同じように身を殻から剥がしましょう。ワームは水圧に耐えうる程強固な厚い殻を持っています。そのため身は見た目ほど大きくなく、尾の方は殻の塊です。槍で届く範囲にしか身はありません。
グルっと一周切り離し終えたら、殻に足を掛けて全力で身を引っ張り出します。きちんと切れていれば簡単に引き出せるので、先の手順は手を抜かないようにしましょう。これでワームの解体は完璧です。
しかし、ワームは大きくて運ぶのが大変。死骸が見つからない。そんなこともありますよね?でも大丈夫。なんとワームは、幼体の捕獲がとっても簡単なんです!
捕獲に必要なのはカゴだけ。近くを通って囮になり、浅瀬の方まで誘導しましょう。飛び出してきたところをカゴで掬いあげれば、あとは〆て調理するだけです。
手順も成体とまるっきり同じですが、サイズが小さい分一人でもサクッとこなせます。仲間に声をかけるのが苦手、というおひとり様には大人気です。
おすすめの調理法は生のままでいただく“ワームの刺身”です。闇が満ちたままなので火鉢が必須となりますが、引き締まった弾力のある身を最高の状態で味わえるでしょう。食べやすいサイズに切り分けて、闇が増殖する前に素早く食べきってください。
─最後に─
どうでしょう、気になる食材は見つかりましたか?どれも一度食べるとヤミツキになる、刺激的な食材です。ぜひ一度、手を伸ばしやすいものからお試しください!
※工程で出たウロコ、殻などは火元の傍でしばらく放置することで別のことに再利用できます。おいしくいただいた後は、全ての資源を無駄にしないよう努めましょう。