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あなたにとって、星の子は誰ですか?――星の子と私についてのアンケート

第一章 「あなたにとって星の子は誰?」

Skyでは、私たちが操作するアバターを「星の子」と呼びます。

けれど現実のイベントでも、「ArtFestに集まった星の子たち」「スイパラに来ていた星の子たち」というように、プレイヤー自身を「星の子」と呼ぶことがあります。画面の中にいる星の子と、現実にいるプレイヤー。その境界が、言葉の上ではいつの間にか曖昧になっています。

このことを、以前から少し不思議に感じていました。

星の子は、私たちが動かすキャラクターなのでしょうか。それとも自分自身なのでしょうか。あるいは、「うちの子」と呼びたくなるような、自分とは別の存在なのでしょうか。

もう一つ、私自身にも長く気になっていたことがあります。

私は足が悪く、現実では走ることができません。長距離の移動には杖や車椅子を使います。でもSkyの中では、星の子としてどこまでも走り、崖から飛び降り、空を飛ぶことができます。私がSkyに強く惹かれるのは、現実ではできないことをゲームの中で補う「補償」のような意味を持っているからなのだろうか。

もしそうなら、ほかの人にとってはどうなのだろう。現実の自分と星の子との間には、どんなつながりがあるのだろう。

そんな疑問から、「あなたにとって、星の子は誰ですか? ――星の子と私についてのアンケート」を行いました。

実施期間:2026年8月27日~31日

有効回答数:1,373件

設問数:14問

回答者の73.1%がプレイ歴3年以上

今回のアンケートは、呼びかけを見て自発的に回答した方を対象としています。そのため、星の子との関係について関心が高い人や、言葉にして回答しやすい人が、より多く含まれている可能性があります。さらに、プレイ歴3年以上の回答者が73.1%を占めていることから、今回見えているのは、比較的長くSkyに親しんできたプレイヤーの傾向です。プレイ歴の短い人や、現在Skyから離れている人を含めたプレイヤー全体に、そのまま当てはめることはできません。

回答を見ていくと、「うちの子」「もう1人の自分・分身」「キャラクター」「モデル・人形」「理想の自分」「友人・相棒」など、さまざまな関係が挙げられていました。

しかも、多くの人はその中から一つだけを選んでいたわけではありませんでした。

星の子は、「自分」か「自分ではないもの」かのどちらか一方では、どうやら説明しきれないようです。

 

第二章 「うちの子」なのに「分身」—— 一人の中の多層性

「星の子は、自分なのか。それとも、自分とは別の存在なのか。」

実は、この問いは今回のアンケートで初めて投げかけられたものではありませんでした。

 

2021年の調査

2021年、SkyプレイヤーのLapuさんがX(旧Twitter)で、星の子との関係について一つの投票を行いました。

【Lapuさんによる2021年の投票】

「自分の星の子は……」という問いに、4つの選択肢から一つ選ぶもので、1,825票が集まりました。

最も多かったのは「自分の分身」の50%。続いて「子どもみたいなもの」が25%、「ただのアバター」が22%、「ペットっぽいかも?」が3%でした。

結果だけを見ると、「分身」と答えた人が半数を占めています。しかし寄せられたコメントには、「分身」と「子ども」、「自己」と「他者」のあいだを行き来するような、さまざまな感覚が語られていました。

Lapuさんはそれらのコメントから、星の子との関係を、単純な「自己/他者」という二分法だけではなく、自己・他者との心理的な距離や、身体感覚的な近さ/俯瞰するような見方といった複数の軸から捉えようとしています。

つまり、投票の選択肢は四つでしたが、そこに寄せられたプレイヤーの感覚は、四つの箱にきれいに収まるものではなかった。

「分身」と答えながら、子どものように感じる。

自分の一部のようでありながら、自分とは別の存在として眺める。

操作するキャラクターでありながら、愛着を向ける相手でもある。

2021年のこの投票は、星の子の多層性をコミュニティの中から拾い上げたものだったと言えるでしょう。

 

2026年、同じ問いを別の方法で尋ねてみる

今回のアンケートでも、同じく星の子との関係について尋ねましたが、「星の子は、あなたにとってどんな存在ですか?」という問いに対して、あてはまるものを複数選択してもらいました。

すると、結果はとても興味深いものでした。

「うちの子」「もう1人の自分・分身」「モデル・人形」「自分が作ったキャラクター」など、一見すると異なる関係を示す選択肢が、同じ人の回答の中で重なっていたのです。

一人あたりの選択数は平均約3.5個。約86%の人が2つ以上、約68%が3つ以上を選んでいます。

なかでも、「うちの子」と「もう1人の自分・分身」の両方を選んだ人は425人、全体の31.0%でした。

単純に「うちの子派」と「分身派」に分かれている、というわけでなく、「うちの子」と「分身」という二つの捉え方が、同じ人の中に同時に存在していることがわかりました。

もちろん、2021年と今回では、質問の仕方も回答形式も、募集方法も異なります。そのため、二つの調査の割合を直接比較することはできません。

けれど、二つの調査を並べて眺めることで、少なくとも、「うちの子」「分身」「キャラクター」といった一つの呼び名だけで、星の子との関係を表すことには無理がありそうだということが見えてきます。

2021年の投票でプレイヤーの言葉から見えていた複雑さは、今回、複数回答という方法をとることで、別の形でも表れました。

 

「別の存在」なのに、「自分を表現する」

今回のアンケートでは、別の角度からも、この関係について尋ねています。

Q3「星の子は、自分自身とは別の存在だと感じる。」

この問いに「やや当てはまる」「とても当てはまる」と答えた人は、合わせて62.5%でした。

一方、

Q4「星の子は、自分を表現するものの一つだと感じる。」

では、同じく「やや当てはまる」「とても当てはまる」と答えた人は75.9%でした。

「自分とは別の存在」と「自分を表現するもの」。一見すると自分との距離が異なる捉え方のようにも思えます。

ところが、この二つを同じ人の回答の中で重ねてみると、Q3とQ4の両方で4または5を選んだ人が576人、全体の42.0%でした。

つまりかなりの人が、星の子を「自分とは別の存在」と感じながら、同時に「自分を表現するもの」とも感じている。この二つの感覚は、必ずしも互いを打ち消すものではないようです。

星の子は、「自己」か「他者」かのどちらか一方にきれいに位置するのではなく、自分との距離をもちながら、それでも自分を映し出す存在にもなりうるのかもしれません。

 

「別の存在」は、「別人格」とも限らない

ただ、今回こんな質問もありました。

Q5「『この子ならこうするだろう』と考えることがある。」

この問いに「やや当てはまる」「とても当てはまる」と答えた人は36.3%。

一方、「まったく当てはまらない」「あまり当てはまらない」と答えた人は52.9%でした。

Q3では「星の子は自分自身とは別の存在だ」と感じる人が62.5%いたのに、「この子ならこうするだろう」と考える人は、それよりずっと少なかったのです。

さらにQ3とQ5を重ねてみると、Q3で「別の存在」に肯定的だった858人のうち、Q5にも肯定的だったのは357人、41.6%でした。

つまり、「自分とは別」という感覚があるからといって、必ずしも星の子に、その子独自の判断や行動を想定しているとは限らない。ここでも、星の子との距離は一つの軸だけでは説明できないことが見えてきます。

「うちの子/分身」という二分だけでもない。

「別の存在」と感じることが、その子独自の判断や行動を想定することと、一対一の対応でもない。

では、実際のプレイヤーの中では、これらはいったいどう共存しているのでしょうか。

 

一人の中で、関係が変わる

自由記述では、その重なりをさらに具体的に語る回答がありました。

今まで自覚は無かったが、今回のアンケートを通して、自己投影している部分が少しでもあることに気がつきました。
友人と遊ぶ際はもう一人の自分、お着替えやアイテム収集の際は着せ替えアバター、星の子自身をかわいいなと思い愛でている時はうちの子、のように時と場合によって無意識に分けているのかもしれないと思いました。

ここでは、「星の子が何者なのか」が変わっているというより、プレイヤーとの関係のあり方が、場面によって変化しているように見えます。また

うちの子とも呼ぶし、愛もあるけどあくまでも画面の中にだけ存在する操作キャラクター
自分とは全く別の存在

「ゲームを遊ぶための操作対象」と感じることも、愛着とは反対側にあるわけではなく、一つの関係が別の関係を打ち消すわけではないのです。

私たちはつい、「自分なのか、キャラクターなのか」「分身なのか、うちの子なのか」と、一つの言葉に当てはめたくなります。

けれど、2021年のLapuさんの投票と、今回のアンケートの双方から浮かび上がるのは、むしろそのどちらにも収まりきらない関係でした。

星の子との関係は、一人の中にいくつもの層を持っていて、その複雑な関係を支えているものの一つが、私たちがSkyの世界で使っている「身体」なのかもしれません。

 

第三章 星の子は、他者と出会うための身体になる

では、星の子を動かしているとき、私たちはその身体をどのように感じているのでしょうか。

Skyでは、星の子を通して世界を歩きます。

走る。飛ぶ。座る。手をつなぐ。演奏する。

けれど、今回のアンケートを見ると、星の子の身体そのものを「自分の身体」として感じている人が多数派、というわけではありませんでした。

Q6「星の子の身体を、自分の身体のように感じることがある」に「やや当てはまる」「とても当てはまる」と答えた人は30.8%。

Q7「星の子が走ったり飛んだりするとき、自分自身がその身体で動いているように感じることがある」では26.0%でした。

ところが、

Q8「Skyで遊んでいると、自分自身がその世界の中にいるように感じることがある」

では、肯定する人が54.7%と半数を超えました。

星の子の身体そのものを「自分の身体」と感じなくても、自分がSkyの世界の中にいると感じることはある。

さらに、

Q9「Skyで遊んでいると、画面の存在を意識しなくなることがある」

に肯定した人は31.8%でした。

Q8とQ9は、一見するとどちらも「没入」に近いことを尋ねているように見えますが、同じ回答者の中で二つを比べると、Q8に肯定的だった人のうち、53.9%がQ9には肯定的ではありませんでした。

星の子の身体を自分の身体そのものと感じていなくても、画面の存在を意識したままでも、「自分はSkyの世界にいる」と感じることがある。

そう考えると、星の子の身体は、現実の身体と置き換わるというよりも、プレイヤーがSkyの世界に「自分のいる場所」を持つための身体として働いているのかもしれません。

 

その身体で、誰かに出会う

そしてSkyでは、その身体を通して、ほかのプレイヤーと出会います。

手をつなぎ、エモートを交わし、一緒に空を飛び、ときには言葉を使わないまま関係が続いていきます。

自由記述の中には、星の子を「他者と関わるための存在」として語る回答がありました。

呼び方は「星の子」 もう一人の自分ですが、自分自身ではなく、skyの中に住む私だけの大切なキャラクターってイメージです チャットをしない、名乗らない、非言語コミュニケーションの間は星の子で、チャットをするフレンド相手の前だともう一人の自分って感じもします

ここでは、同じ星の子であっても、誰と、どのように関わっているかによって、その存在の捉え方が変化しています。

言葉を使わず、エモートや動きだけで交流しているときには「星の子」。

一方、フレンドとチャットを交わす場面では、「もう一人の自分」と感じられる。

第二章では、場面によって「うちの子」「分身」「アバター」と関係のあり方が変わる回答を見ました。

ここではさらに、他者との関わり方によっても、星の子と自分との距離が変わることが語られています。

 

自分では照れてしまうことを、星の子ならできる

中にはこのような回答もありました。

人間の私では照れちゃうポジティブ表現(ハグとか、相手をめっちゃ褒めるとか)もやってくれて、遠く離れたフレンドとも友情を深めることができる

ここで星の子は、自分の気持ちを行動として相手に届ける存在になっています。

現実の自分とまったく同じではない身体だからこそ、できることがある。

そう考えると、星の子と自分との「少しの距離」は、単なる隔たりではありません。

その距離があることで、現実の自分とは少し違う形で誰かに近づき、関係を結ぶことができるのかもしれません。

 

他者から見た星の子は、「私」になる

さらに、星の子を「自分が操作するアバター」と考えていた人が、他者との関係を通して、その意味を変化させていったという回答もありました。

私にとっては、星の子は他のゲームと同じ自分が操作するアバターであると感じていました。しかし、Skyで出会う友人がこの星の子のことを「私」と認識しているうちに、これは他の人から見た私なのだろうと思うようになりました。

星の子が他者から「私」として認識されることによって、自分が一方的に操作する存在であるだけでなく、他者と出会うときに、自分の代わりにそこに存在するものになっているのです。

ここには、第二章とはまた少し違う方向からの「自分でもあり、自分ではない」があります。

星の子が自分になるのは、自分がそう感じるからだけではない。他者から「あなた」として出会われることによっても、その身体は自分に近づいていく。

そんなことも起きているのかもしれません。

 

「身体」と「他者との関係」は、別々ではないのかもしれない

探索的にクロス集計してみると、自由記述で星の子を「他者と出会う・感情を伝える・関係を結ぶための存在」として明確に語っていた人は22人いました。

この人たちでは、Q6「星の子の身体を自分の身体のように感じる」に肯定的だった人が59.1%、Q7「自分がその身体で動いているように感じる」に肯定的だった人が54.5%でした。

一方、同じく自由記述に回答した人のうち、この特徴に該当しなかった人では、それぞれ33.1%、27.5%でした。

興味深いことに、人との関わりについて語った回答を拾ってみると、別の設問では身体感覚が比較的強く表れていたのです。

もちろん、該当者は22人と少なく、これは探索的な関連にすぎません。

それでも、星の子の「身体」と、そこで生まれる「他者との関係」が、まったく別々のものではない可能性を考えさせる結果でした。

 

「自分の身体」と感じなくても

アバター研究では、プレイヤーとアバターの関係は、単純な「自分」か「自分とは別の存在」かという二分法では捉えきれないものとして考えられてきました。また、仮想身体を「自分の身体」として経験する感覚についても、身体所有感、行為主体感、自己位置感覚など、複数の側面から研究されています(Banks, 2015; Kilteni, Groten, & Slater, 2012)。

これらを手がかりに今回の結果を見ると、興味深い違いが見えてきます。

星の子の身体を自分の身体のように感じる人、自分自身がその身体で動いているように感じる人は、いずれも3割前後でした。一方で、「自分自身がその世界の中にいるように感じる」人は半数を超えています。

もちろん、これらの設問は身体所有感や行為主体感などを測定するために作られた尺度ではありません。また、先行研究の多くはVRなど、Skyとは操作環境の異なる仮想身体を対象にしています。そのため、三人称視点で、表情や言語情報も限られるSkyで、これらの概念をそのまま対応させることはできません。

それでも、星の子の身体を「自分の身体」と感じることと、「自分がSkyの世界にいる」と感じることが、必ずしも同じ強さで経験されていない点は注目できます。

星の子は、現実の身体と入れ替わる身体というより、自分がSkyの世界に立ち、そこで誰かと関わるための身体として働いているのかもしれません。

Skyには、

「いちども話したことのない、親友がいます。」

というキャッチコピーがあります。

言葉を交わさなくても、その身体で誰かの隣に座り、手をつなぎ、同じ景色を見る。

星の子は、自分がSkyの世界にいるための身体であると同時に、そこで誰かと出会い、関係を結ぶための身体にもなっているのかもしれません。

 

第四章 現実とは違う自分でいられる場所

星の子は、自分そのものではない。けれど、自分らしさや、自分の一部を重ねることはできる。

その少しの距離があるからこそ、現実では難しいことや、現実の自分では出しにくい部分を、星の子に託している人もいるようでした。

 

現実では難しいことを、星の子が叶える

先に述べたように、私は現実では走ることができません。しかし星の子は、世界を軽やかに自由に動き回ります。

自由記述にも、現実の自分には難しいことを、星の子を通して経験しているという回答がありました。

時間、体力、能力などの不足で諦めていた行動(例:飛ぶ、演奏、演技、おしゃれとか)を私の代わりに叶えてくれる。

ここで語られているのは、現実の自分にはできないこと、あるいは諦めていたことを、星の子を通して経験することです。

自由記述を整理すると、現実では難しいことからの解放や、現実ではできないことを星の子を通して経験することを明確に語った回答は49件ありました。

ただ、そこで語られていたのは、身体的な制約を補うことだけではありません。

別の回答者は、星の子について、こんなふうに書いています。

私にとって星の子とは、「Sky」という世界にプレイヤーが通づる為の仲介者である。とある一人の星の子の行く末を見詰めているイメージ。

……

星の子の表現力と自己犠牲には脱帽する。
限られた表現を全身で扱い、暴風域では助け合い、原罪では光を返す。私はそんな事できない。

ここで語られている「私はそんな事できない」は、単純な身体能力の違いだけを指してはいません。

現実の自分とは少し違う姿や立場を通すことで、普段なら選びにくい振る舞いができる。

「できないことを補う」ことから、話は少し広がっていきます。

 

現実とは少し違う自分を試す

その違いが、よりはっきり語られている回答もありました。

星の子と自分は同じ存在とは考えていません。

私は自己肯定感がとても低く、自分の意見もまともに言えない、わからない、ダメな人間だと思っているのですが星の子の姿を通すと感情を素直にまっすぐフレンド達に表現でき、フレンドたちからあなたを信頼している。あなたと遊ぶ時間がとても楽しい。と言われる度にこんなダメな私からでもこんな子が産まれるんだと泣きそうになるくらいとても大切な存在です。

なりきりや自分好みのキャラを演じたい!とはまた違った、現実の私が憧れ、そうなれたら、こう生きられたら、と思う人物像。それが私にとっての星の子という存在です。

ここでは、星の子は現実の自分とは明確に区別されています。現実の自分とは少し違う姿を借りることで、普段は表に出にくい自分の一面が表現されているのです。

アバターの外見や、それによって生じる自己認識・行動の変化については、これまで「プロテウス効果」と呼ばれる現象として研究されてきました(Yee & Bailenson, 2007)。アバターの外見が、そこで期待される行動や自己認識と結びつき、実際の振る舞いに影響する可能性が検討されています。

ただし、今回のアンケートは、アバターの外見を実験的に操作して行動の変化を測定したものではありません。そのため、今回の回答を「プロテウス効果が確認された」と捉えることはできません。

それでも、アバターを介することで、普段とは異なる自己認識や振る舞いが生じうるという点には、今回の回答との接点があります。

別の回答者は、星の子についてこう書いています。

理想のオリジナルキャラクターであり、私はそのガワをつけてsky世界では交流を楽しんでいます。自分の好きな仮面を被って、仮面舞踏会に行くような感覚(?)です。

この「仮面」という表現は、とても印象的です。

仮面をつければ、自分ではない誰かになれる。

けれど、仮面をつけているのは、やはり自分です。

私はもともと、自分がSkyで走り、飛ぶことを「現実でできないことを補っている」のだと考えていました。

けれど、今回の回答を読んでいると、「補う」という言葉だけでは少し狭い気がしてきました。

現実に足りないものを埋めるだけではなく、現実とは違う条件のなかで、いつもとは少し違う自分を経験する。

星の子は、そうした可能性をひらく身体にもなっているのかもしれません。

では、その経験は、Skyの中だけで終わるのでしょうか。

 

第五章 星の子を通して自分自身を知る

今回の自由記述には、星の子との関わりを通して、自分自身について気づいたり、現実の自分の行動や考え方に何かが返ってきたりしたと語る回答がありました。

自由記述988件のうち、「自己発見・自己拡張」にあたる記述は11件、「現実自己への還流」にあたる記述も11件でした。いずれも全体から見れば少数であり、これを一般的な効果として語ることはできません。

それでも、ここには第四章までとは少し違う動きが見えます。

星の子を通して世界へ向かっていた経験が、今度は自分自身へと返ってくるのです。

 

自分がいつの間にか失っていたもの

こんな回答がありました。

自分と一緒に成長し、自分と一緒に広い世界を見てくれる存在。自分がいつの間にか無くしていた視点や価値観を持ち、画面を通して共有してくれる存在。

興味深いのは、ここで星の子が、ともに旅をしながら、自分には見えなくなっていたものを見せてくれる存在として語られていることです。
星の子は、ただ自分を映す鏡なのではなく、隣を歩きながら、ときどき自分には見えなくなっていたものを教えてくれる存在でもあるのかもしれません。

 

Skyから現実へ

さらに少数ながら、星の子との経験が現実の自分自身にも返ってきたことを、より直接的に語る回答がありました。

自分と同人格ではないけれど、自分の一部のような存在。命すら感じる。もし失ったらかなり辛い。自分自身でありながら、リアルの自分より大胆に積極的に他人と交流することができる。星の子として沢山のコミュニケーションを経験をしたことで、リアルのメンタルも強くなった気がする。

その変化がSkyによって生じたものなのか、もともと持っていたものがSkyで表れたのかはわかりません。

それでも、星の子として経験したことが、現実の自分について考えたり、少し違う行動を選んだりするきっかけになったと感じている人がいることはわかります。

星の子を通した経験は、Skyの中だけで完結するとは限りません。

現実とは違う自分を経験するための身体であると同時に、その経験を現実の自分へ持ち帰るための身体にもなりうるのかもしれません。

 

第六章 なぜSkyでは多様な関係が生まれるのか——「空白」の考察

ここまで見てきた星の子との関係は、「自分」「分身」「うちの子」「キャラクター」といった一つの言葉には収まりません。

では、なぜ同じ「星の子」という存在から、これほど多様な関係が生まれるのでしょうか。

ここからは、今回のアンケート結果を読みながら私自身が考えるようになった、一つの仮説について考えてみます。
その鍵になるのが、星の子そのものにある「空白」です。

Skyの星の子には、あらかじめ細かく決められた人格がありません。顔は仮面に隠れ、言葉を持たない。年齢や性別、性格や過去についても細かく語られません。

さらに、Skyではエモートをはじめとする言葉以外のコミュニケーションが大きな役割を持っています。

手を振る。ハグをする。指を差す。泣く。笑う。

けれど、その意味はいつも一つに決まっているわけではありません。

星の子は、多くを語りません。

だからこそ、その「空白」に、プレイヤー自身が意味を与える余地があるのかもしれません。

 

空白に何を重ねるか

その空白に、自分自身を重ねる人がいます。
星の子の身体を通して世界を歩き、「自分」や「分身」として感じる。

一方で、そこに自分とは別の「この子」を見出す人もいます。

名前をつけ、性格や背景を考え、旅を重ねるなかで、その子だけの物語が少しずつ育っていく。

最初は何も決まっていなかったからこそ、時間の中で「この子はこの子」と感じられるようになることもあるのかもしれません。

そして、そのどちらでもない人もいます。

特別な人格を与えず、Skyの世界で活動するためのアバターとして星の子を捉える。

それは、星の子との関係が薄いということではありません。
人格を与えなくても、その身体を通して世界を経験し、誰かと出会うことはできます。

つまり、同じ「空白」があっても、そこに何を重ねるかは人によって違う。

あるいは、何も重ねないまま、その身体を通して世界を歩くこともできるのです。

 

関係はひとつに決まらない

さらに、その関係は、一人の中でも一定とは限りません。

誰かといるときと、一人でいるとき。
チャットをしているときと、言葉を使わないとき。
Skyを始めたばかりのころと、長く旅を続けたあと。

ある場面では「自分」に近く、別の場面では「うちの子」に近い。
そんな揺れや重なりもありました。

最初から何者かに決められていないからこそ、場面によっても、積み重ねた時間によっても、星の子との距離は変わっていくのかもしれません。

 

空白だからこそ、多様になる

普通に考えれば、キャラクターについての情報が少ないことは、その存在との関係を作りにくくするようにも思えます。

けれど、星の子の場合は、むしろ逆なのかもしれません。

あらかじめ性格が決められていない。

言葉で自分を説明しない。

顔にも固定された表情がない。

ここで私は、能の小面を思い出します。

小面をはじめとする能面には、特定の感情に表情を固定しないものがあります。演者の動きや面の角度によって、その表情はさまざまに変化して見えます。
一つの感情を強く示さないからこそ、場面によって異なる心情を表すことができるのです。

星の子の仮面も、表情そのものは多くを語りません。
けれど、身体の向きやエモート、その場の状況、相手との関係が加わることで、そこに喜びや悲しみ、親しさやためらいを感じることがあります。

何も表していないのではなく、あらかじめ一つの意味に決められていない。

星の子の「空白」も、そんなものなのかもしれません。

だからこそ、自分を重ねることもできる。

「うちの子」として、その子らしさを育てることもできる。

あるいは、何も決めず、その身体を通して世界を歩くこともできる。

もちろん、この「空白」が多様な関係を生み出していると証明することはできません。

これは、今回集まった回答を読みながら、私自身が考えるようになった一つの仮説です。

それでも、この「空白」という考え方は、今回出会ったさまざまな星の子を、一つの線でつないでくれるように思います。

星の子は、最初から「自分」でも「他人」でもない。

そこには、まだ何者にも決まりきっていない余地がある。

だから星の子は、人によって、そして同じ人の中でも、ときどき違う存在になっていくのかもしれません。

 

終章 あなたにとって、星の子は誰ですか?

この記事は、「あなたにとって、星の子は誰ですか?」という問いから始まりました。

アンケートを始める前、私は星の子を「自分」なのか「自分とは別の存在」なのか、という問いとして考えていました。

けれど、今回の回答から見えてきた関係は、それほど単純ではありませんでした。

星の子を「自分」と感じる人がいる。

「うちの子」として大切にする人もいる。

自分とは別の存在として見ながら、その姿に自分らしさを重ねる人もいる。

そして、その関係は一人の中でも、場面や時間によって変わることがあります。

今回見えてきた星の子の働きを整理すると、三つの「あいだ」に置くことができます。

① 自己 ↔ Skyの世界

星の子は、自分がSkyの世界に存在するための身体になる。

② 自己 ↔ 他者

星の子は、他者と出会い、関係を築くための身体になる。

③ 現実の自己 ↔ Skyでの自己

星の子は、現実とは少し違う自分を経験し、その経験を現実へ持ち帰るための身体にもなる。

こうして考えると、星の子は、さまざまな関係の「あいだ」を媒介する存在として捉えることができそうです。

Skyで走っているのは、現実の私そのものではありません。

でも、私とはまったく関係のない誰かでもない。

星の子を介することで、現実の私にはできないことも、自分自身の経験として受け取ることができる。

その「あいだ」に星の子がいることに、意味があるのではないでしょうか。

 

そして、まだわからないこと

今回のアンケートでは、まだ十分に尋ねられなかったこともあります。

星の子を「自分」と感じるときと「この子」と感じるとき、その距離はどのように変化するのでしょうか。

星の子が傷ついたとき、傷ついているのは誰なのでしょう。

長いあいだ同じ星の子と過ごすことで、その関係はどのように変わっていくのでしょう。

また、星の子との経験が、現実の自分についての捉え方や、自分自身を語る物語に変化をもたらすことはあるのでしょうか。

今回のアンケートから、そこまで捉えることはできませんでした。

けれど、「自分と星の子のあいだ」に目を向けたことで、次に考えてみたい問いも見えてきました。

星の子と私の境界は、どこにあるのか。

その境界は、どのようなときに動くのか。

そして、その境界を行き来することは、私たち自身に何をもたらすのか。

これは、今回のアンケートだけで終わる問いではないのだと思います。

「あなたにとって、星の子は誰ですか?」

今回の回答から、一つの答えを出すことはできませんでした。

けれど、それは「答えがない」ということではありません。

私たちは、星の子を通してSkyの世界を歩き、誰かと出会い、さまざまな経験を重ねていきます。

そのなかで、星の子との関係そのものも変わっていく。

自分と世界を。

自分と誰かを。

そして、現実の自分とSkyでの自分を。

星の子は、そうしたさまざまな関係を、少しずつ「紡いでいく」存在なのかもしれません。

『Sky 星を紡ぐ子どもたち』。

今回のアンケートを通して、私はそのタイトルにある「紡ぐ」という言葉を、少し違った角度から見るようになりました。

あなたにとって、星の子は誰ですか?

その答えもまた、旅を続けるなかで変わっていくのかもしれません。

 

謝辞

今回のアンケートにご回答くださった1,373名の皆さま、そして、それぞれの星の子との時間や思いを言葉にして届けてくださった皆さまに、心より感謝いたします。

また、2021年の投票結果およびコメントの引用を快く許可してくださったLapuさんにも、深くお礼申し上げます。

皆さまから届いた一つひとつの言葉が、この考察をここまで運んでくれました。
たくさんの星の子と、それぞれの旅のかたちを分けてくださって、本当にありがとうございました。

 

参考文献・資料

学術文献

Banks, J. (2015). Object, me, symbiote, other: A social typology of player-avatar relationships. First Monday, 20(2). https://doi.org/10.5210/fm.v20i2.5433

Hooi, R., & Cho, H. (2014). Avatar-driven self-disclosure: The virtual me is the actual me. Computers in Human Behavior, 39, 20–28. https://doi.org/10.1016/j.chb.2014.06.019

Kilteni, K., Groten, R., & Slater, M. (2012). The sense of embodiment in virtual reality. Presence: Teleoperators and Virtual Environments, 21(4), 373–387. https://doi.org/10.1162/PRES_a_00124

Suler, J. (2004). The online disinhibition effect. CyberPsychology & Behavior, 7(3), 321–326. https://doi.org/10.1089/1094931041291295

Yee, N., & Bailenson, J. (2007). The Proteus effect: The effect of transformed self-representation on behavior. Human Communication Research, 33(3), 271–290. https://doi.org/10.1111/j.1468-2958.2007.00299.x

 

参考・関連資料

独立行政法人日本芸術文化振興会「文化デジタルライブラリー 能・世阿弥―能面と能装束[能面]」

Lapu(@skylapu)「自分の星の子は……」2021年、X(旧Twitter)上で実施されたアンケート。回答数1,825票。

※投票結果および投稿内コメントについて、実施者Lapuさんより引用許可を得て掲載。

 

今回の分析について

今回のアンケートは、Skyプレイヤーが自分の星の子をどのような存在として捉えているのか、その傾向や多様な感じ方を探るために行った探索的な自記式アンケートです。回答者は無作為に抽出されたものではなく、SNS等を通じた呼びかけに自発的に回答した方々です。そのため、今回の結果をSkyプレイヤー全体の傾向として一般化することはできません。

分析では、各設問の単純集計やクロス集計に加え、自由記述の内容をテーマごとに整理し、そこで見られた特徴と他の設問との関係についても探索的に比較しました。これらは、回答にどのような組み合わせや傾向が見られるのかを探るためのものであり、統計的検定によって一般的な傾向を証明したり、因果関係を明らかにしたりすることを目的としたものではありません。

自由記述のテーマ分類では、回答に比較的明確に表れている内容をもとに、複数のテーマを付与しています。分類には分析者による判断が含まれます。また、各テーマの件数は、その特徴を持つ人全体の割合を示すものではありません。

本文で紹介したアバター研究や仮想身体に関する先行研究は、今回の回答を考えるための参照枠として用いています。先行研究で確認された現象が、そのままSkyでも起きていることを示すものではありません。また、今回のアンケートで直接測定していない心理学的概念について、それが確認されたと判断することもしていません。

 

資料1 アンケート概要

調査名

「あなたにとって、星の子は誰ですか?――星の子と私についてのアンケート」

調査の目的

Skyにおいて、プレイヤーが自分の星の子をどのような存在として捉えているのか、その関係のあり方を探索的に明らかにすることを目的として実施した。

実施概要

実施期間:2026年8月27日 15:28 ~ 8月31日 23:59

有効回答数:1,373件

設問数:14問

回答方法:オンラインアンケート

回答対象:Skyをプレイしている人(SNSでの呼びかけによる自発的回答)

Q3~Q11:5件法

Q12:複数選択可

Q13:自由記述

Q14:自由記述の引用可否

回答者について

今回の回答者には、比較的長くSkyをプレイしている人が多く含まれていた。

Sky歴3年以上:73.1%

Sky歴5年以上:45.4%

そのため、本調査の結果はSkyプレイヤー全体を代表するものではなく、今回回答した人たちの傾向として読む必要がある。

自由記述について

Q13の自由記述には、988件(全回答者の72.0%)の回答があった。

そのうち、記事等での引用について許可が得られたものは946件、引用不可として扱ったものは42件(「引用しないでほしい」30件、無回答12件)だった。

自由記述の分析では、回答内容をもとに複数のテーマに分類している。分析方法と引用の扱いについては、「今回の分析について」および資料3・4で説明する。

質問項目

Q1 Skyを始めてから、どのくらいになりますか?

Q2 普段、主にどの端末でSkyを遊んでいますか?

Q3~Q11は、以下の5件法で回答を求めた。

「まったく当てはまらない」/「あまり当てはまらない」/「どちらともいえない」/「やや当てはまる」/「とても当てはまる」

Q3 星の子は、自分自身とは別の存在だと感じる。

Q4 星の子は、自分を表現するものの一つだと感じる。

Q5 星の子について、「この子ならこうするだろう」「この子ならこれを選ぶだろう」と考えることがある。

Q6 星の子の身体を、自分の身体のように感じることがある。

Q7 星の子が走ったり飛んだりするとき、自分自身がその身体で動いているように感じることがある。

Q8 Skyで遊んでいると、自分自身がその世界の中にいるように感じることがある。

Q9 Skyで遊んでいると、画面の存在を意識しなくなることがある。

Q10 星の子が何かにぶつかったりダメージを受けたりすると、思わず自分が痛かったように反応することがある。

Q11 星の子が危険な目に遭うと、自分の身体が緊張したり、ヒヤッとしたりすることがある。

Q12 あなたにとって星の子は、どんな存在に近いですか? あてはまるものを全て選んでください。(※複数選択可)

Q13 あなたにとって「星の子」はどんな存在ですか? 呼び方や距離感、自分との関係など、自由にお書きください。(※自由記述)

Q14 Q13自由記述をご記入いただいた方へ その内容を、個人が特定できない形で考察座の記事中に引用してもよいですか?

各設問の選択肢および詳しい集計結果は、資料5の詳細集計資料に掲載している。

 

資料2 本文に関連する集計・分析資料

「うちの子」×「もう1人の自分・分身」

「うちの子」と「もう1人の自分・分身」という二つの捉え方が、同じ回答者の中でどの程度重なっているかを示す。

「もう1人の自分・分身」×「モデル・人形」×「自分が作ったキャラクター」

一見異なるように見える三つの捉え方が、同じ回答者の中でどのように重なっているかを示す。

 

「うちの子」×「モデル・人形」×「自分が作ったキャラクター」

「うちの子」という愛着的な捉え方と、「モデル・人形」「自分が作ったキャラクター」という捉え方の重なりを示す。

 

Q3×Q4ヒートマップ

「自分自身とは別の存在だと感じる」ことと、「自分を表現するものだと感じる」ことが、同じ回答者の中でどのように組み合わさっているかを示す。

Q3×Q5

「自分自身とは別の存在だと感じる」ことと、「この子ならこうするだろうと考える」ことの重なりを示す。

Q6〜Q9比較図

星の子の身体感覚と、Skyの世界の中にいる感覚、画面への意識について尋ねたQ6〜Q9の回答分布を比較する。

Q8×Q9

「Skyの世界の中にいるように感じる」ことと、「画面の存在を意識しなくなる」ことが、同じ回答者の中でどのように組み合わさっているかを示す。

「他者との社会的媒介」×Q6・Q7

自由記述で、星の子を他者と出会う・感情を伝える・関係を結ぶための存在として語った人と、それ以外の人について、Q6・Q7の肯定的回答の割合を比較する。

資料3 自由記述の分析と主要テーマ

Q13の自由記述には、988件の回答があった。

自由記述は、回答内容に明示されている特徴や意味に基づいてテーマ分類した。一つの回答に複数の特徴が含まれる場合は、複数のテーマを付与している。

今回の分類は、回答の中で比較的明確に語られている内容を保守的に拾ったものである。そのため、各テーマの件数は「その特徴を持つ人全体の割合」を示すものではない。

また、テーマ分類には分析者の判断が含まれる。

本文では、この中から特に記事の論点と関係の深いテーマを取り上げている。

 

資料4 自由記述の引用について

Q13の自由記述には、988件の回答があった。

アンケートでは、自由記述の内容を記事等で引用してよいかをQ14で確認している。自由記述回答988件のうち、引用可は946件、引用不可は42件だった。

本文で自由記述を紹介する際には、Q14で引用の許可が得られた回答のみを使用している。

また、引用にあたっては、回答者個人が特定される可能性のある情報をそのまま掲載しないよう配慮している。

なお、自由記述の分析自体は、引用の可否にかかわらずQ13に回答された988件を対象としている。「引用不可」は、分析対象から除外したことを意味するものではない。

 

資料5 詳細な集計資料

この記事では、本文の考察に関係する集計や分析を中心に掲載した。

アンケートの全設問・選択肢・回答数・割合などの詳細な集計結果は、以下のスプレッドシートで公開している。

【詳細集計資料へのリンク】

なお、回答者のプライバシー保護のため、自由記述の回答本文など、個々の回答者の回答内容が確認できるローデータは公開していない。

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