◼️だぼださん(総監督)
音楽祭の屋台骨ともいえるだぼださん。お馴染みのおひげの姿で来てくださった。吶々とした話しぶり、とてつもない安心感。その中にチラ見えする情熱人としての顔。草原広場の暖かい日差しの中で、野良さんの演奏をBGMに、音楽祭の歴史や準備の流れについてのお話を伺った。
のあ(以下、の):だぼださんといえば、いつもれいさんとの掛け合いや軽妙な司会が魅力です。しかしそれはきっとほんの表面だとお見受けします。
だぼださん(以下、だ):そうですねぇ、司会の仕事自体はほんと最後の余力でやってる感じですね。企画自体は4ヶ月くらい前から始まっていて、実は紅白(筆者注:毎年年末に開催される音楽祭)終わってから休む暇あんまりなくて。わしはいつもひーひー言ってますww
だいたい最初に決めるのはデザイナーさんですね。それから日程とテーマ。デザイナーさんは非公式グッズのデザインもやってくださるので、とにかく早くですね。
の:今回のデザイナーさんはモノさんですね。
だ:今回はロックということで、いつもの可愛いほのぼの路線ではありません。
の:「あなたにとってのロック」というテーマはどのように決まったのですか?
だ:わしの思いつきですね。音楽祭は元々わしの思いつきから始まっているので、テーマは基本いつもわしが決めます。あんまり思いつかないと運営のみんなにSOS出したりします。ロックは数年前にマウンテンロックフェスというのをやったので、そろそろまたテーマにしてもいいかなと。
の:運営さんは何人いらっしゃるのですか?
だ:いまお休み中の人も合わせると8人います。初期メンバーは2人です。れいさんとわし。無謀なことに2人でやっちゃったんですよねー。
の:今の開催規模からすると考えられません!
だ:2人しかいないから全部役割分担して。事務方と配信はれいさんで、そんでじゃあ次回はわし司会やるよと。まさか続くとは思わずにw
の:初回は2020年の「秋の夜長の音楽祭」で合っていますか?
だ:ですです。最初は視聴者40人とかだったかな。2回目は2020年12月のクリスマスコンサート。今回が11回目です。
の:そして2021年から今のペース(紅白・サマフェス)になったと。そもそも音楽祭をやってみようと思われた動機は?
だ:自由演奏の方の演奏が聴きたいなーと思って。わし自分では弾けないので。それで音楽番組仕立てにしたらいいかなと。
の:えっ!意外です。
だ: 弾けないんですよー😂 合奏専門です。
の:音楽とSkyの世界が交わることで、なにが生まれると思われますか?
だ:そうですねぇ…そもそもSkyってすごく音楽が良いじゃないですか。魅力のひとつで。そして楽器があるってことはSky自体も音楽を推奨しているというのかな、そういう懐の深さがあると思うんです。去年の5周年であのLeoさんとかがやってた運営のコンサート。でっかくなるやつ。「おおついに運営も始めたか」と。
音楽って国境を越えるところがあるでしょう? 知ってる曲じゃなくても楽しめるし。そういうところが好きなんですけど、そのへんがSkyと相性いいんだと思いますね。
の:相性がいいというの、わかる気がします。ところで音楽祭に込めている想いや大切にされていることはありますか?
だ:やっぱりみんなが楽しめることでしょうか。スタッフも奏者さんも。なのでだんだんスタッフの役割が拡大してたりします。あとは自分も楽しむことかなぁ。やっぱりやってると大変になるところはくるので。
一番好きなのがセットリスト作る作業なんですけど、あれは脳汁が出ますね。セットリストに全部込めるんですよ、意図とか、ステージとか。形作っていく肝ですね。セトリはずーっとわしがやってますねぇ。基本奏者さんから出される曲に手は入れないので、なんの曲が来るのか奏者さんが決まるまでわからないんです。そこからステージイメージも込みで組み立てていく。最近はセトリが決まってからステージ決めてますね。前は逆だったんですけど。
の:今回のセトリのこだわりはありますか?
だ:そうですねえ、まずど頭に一座さんが来るところでしょうか。これは結構悩んだんですけど、運営のみんなの後押しで。今回は司会もかなり巻き込まれますので、お楽しみに!
の:過去の音楽祭で特に心に残っていることはありますか?
だ:そうですねえ、毎回必死でw 最初のサマフェスの時でしたか、緊張のあまりつっかえつっかえになっちゃう奏者さんがいて、でも泣くほど感動したんですよ。今でも思い出すと泣きます。気持ちでしょうかねえ、伝わってくるんですよ。それで本当に感動してしまって。音楽って上手なのも素晴らしいですし、とつとつとした演奏も素晴らしいなって。なので演奏できる方はみんな尊敬してます。そこはれいさんともいつも言ってるんですけどね。なので音楽祭は腕前条件をつけてないんです。あくまで多ければ抽選というだけで。…今もどなたかが弾いてますねえ。いいですねえ。(近くの野良さんの演奏に耳を傾ける)
の:最後に視聴者、参加者の皆さんへメッセージをお願いします。
だ:今回も全力でサマフェスに取り組んでおります! みなさんに楽しんでいただければこれ以上のことはありません! ぜひ空の向こうから応援してください!
参加者は奏者さんが12組、スタッフ関係者が25人くらいの大所帯になりまして、もうほんとに感謝しかないです。みんなで本番頑張りましょう!と伝えたいですね。
◼️魔人さん(運営・チーフスタッフリーダー)
「WBCの大谷翔平のインタビューが大好きなんです」「のあさん、今日だけフェスに憧れるの辞めましょう!」と、初っ端から魔人さん節が炸裂。笑いの絶えないインタビューだったが、予め用意してくださった『サマフェスに込める想い』には、「縁の下の力持ちではあるけれど、スタッフさんも視聴者さんに褒められて欲しい」「活躍して満足感を得て、参加できてよかったという体験をお土産にして欲しい」という言葉があった。愉快なだけでなく、真面目で思いやりに溢れた魔人さんの姿を見た。
のあ(以下、の):魔人さんはいつも独特の存在感を示しておいでですよね。実行委員会の中で、ご自分ではどのような立ち位置だと?
魔人さん(以下、魔):マスコット…ですかね(キリ) でも運営としてよくステージ選びや演出の発案もさせていただいてます!
の:今回のコードネームはブルドッグとのことですが…
魔:は、はい。いつもチーム名は、テーマに合わせてリーダーが決めたりしていますが、今回はディスコの運営の部屋で、ソースのコードネームを魔人がつけて、それをみんなにもつけてもらってw じゃあせっかくだからチーム名はそのコードネームのソースに合うあげもんにしようと。
の:チーム名よりコードネームが先なんですね!
魔:みんなの同意?(したっけ)を得てそうなりましたw
の:魔人さんは音楽祭の最初から関わっておられるのですか?
魔:はい!最初のフェス「秋の夜長の音楽祭」のトップバッター奏者、兼運営もやってました。
の:ご苦労されることはありますか?
魔:ない!!!もう5年もやって慣れちゃいましたw
の:逆に一番楽しいことは?
魔:茶番!!(筆者注:即答)劇団五季を今回もやります! じいちゃん(だぼださん?)はあんまり乗り気じゃありませんw 我儘言ってやらせてもらってます。もっと短くしてって毎回怒られてますw
の:名物ですからきっと楽しみにしている人も多いはずw ところで、音楽とSkyの世界が交わることで、何が生まれると思われますか?
魔:難しい…!咄嗟に思いついたのが、ちょうびっぐトンカツ!が生まれるんじゃないかと思いますw まぁ楽しきゃなんでもいいと思いますよ〜!
の:今回「挑戦」だったのはどんなところでしょう?
魔:やっぱり、、…とんかつの揚げ加減ですかね…(深刻そうな顔)。とんかつって…なんであんなに衣が剥がれんでしょうねー?そして拍車をかけるように包丁で切る時もせっかくつけた衣が剥がれるんですよね〜やっぱり一気に切らないとですね!本番までには上手く揚げ揚げしたいものです…そして肝心のブルドッグソースなんですけど…なんと我が家のソースの賞味期限が2022年だったんですよね〜〜はわわ〜💦でもきっと勇気と愛があればきっと大丈夫ですよね〜〜!だはは〜…以上です! ここだけは全部記事書いて欲しいです!ww 頼みましたよ!
あ、あとありえんさんが、打ち上げ部屋のこと少しでも触れて欲しいって、文章を預かっています。
「打ち上げ部屋とは、出番が終わった奏者様・スタッフ様が一息ついたり興奮を分かち合う憩い処。関係者全員が一挙に集えない寂しさを少しでも解消できるようにとの想いで頑張ってます❤️🔥」
の:8人では収まらないでしょうから、何部屋かあるということ?
魔:役目を終えた奏者様やスタッフは、打ち上げ部屋スタッフに飛んで、讃えあったり縁を深め合うんです。打ち上げ部屋スタッフは二人いて、その部屋が埋まった場合はこっそり幹事がいなくなり、また新たな部屋を作る、の繰り返しになっています!
の:そこでも縁の下の力持ちが!
魔:そうなんですよ。「打ち上げ部屋」「事務さん」「モデレーターさん」「翻訳部さん」「シェアスペ職人さん」「購買部」「デザイナーさん」の方々はカメラに映る機会がないので…本当に申し訳ないです😭 いつもありがとんかつ…
の:最後に視聴者さん、参加者さんへメッセージを。
魔:見てくれる視聴者さんいつもありがとんかつ〜〜です! もしよかったらXで「#Skyサマフェス」というタグと一緒に、その日の夕飯とか、楽しみだなぁとか、好きな揚げ物とか感想とかと一緒に呟いてくれるとうれしいです! 運営はぜーーぶ見て嬉し泣きをいつもしてますのでwみなさんのコメントが次への活力になります!!
参加者さん、お時間割いてディスコチェックしてくれたり演出や茶番を覚えてくださりありがとんかつです!! フェスが終わったら皆んなで一緒に揚げ物オードブルパーティーをしましょう〜〜!